nothing
nothing は Nothing 型の唯一のオブジェクト(シングルトンオブジェクト)で、「なにもない」ことを表す。
julia> x = nothing
julia> typeof(x)
Nothing
julia> isnothing(x)
true
上の例のように、nothing は REPL 上では表示されない。
使い道の一つに、返り値のない関数が挙げられる。return とだけ書くと return nothing を同じ意味になり、「返り値がない」ことを表すことができる(厳密には nothing が返り値)。
これは Ruby で nil を返すようなものだな。
具体例を挙げると、findfirst 関数は検索文字列が見つかった場合にはその範囲を返し、見つからなかった場合には nothing を返す。
julia> findfirst("a", "Hello, Julia")
12:12
julia> findfirst("b", "Hello, Julia")
2番目のケースでは nothing が返ってきている。
繰り返すが、REPL 上では表示されない。
