nothing

2026年3月20日
1 分

nothingNothing 型の唯一のオブジェクト(シングルトンオブジェクト)で、「なにもない」ことを表す。

julia> x = nothing

julia> typeof(x)
Nothing

julia> isnothing(x)
true

上の例のように、nothing は REPL 上では表示されない。

使い道の一つに、返り値のない関数が挙げられる。return とだけ書くと return nothing を同じ意味になり、「返り値がない」ことを表すことができる(厳密には nothing が返り値)。 これは Ruby で nil を返すようなものだな。

具体例を挙げると、findfirst 関数は検索文字列が見つかった場合にはその範囲を返し、見つからなかった場合には nothing を返す。

julia> findfirst("a", "Hello, Julia")
12:12

julia> findfirst("b", "Hello, Julia")

2番目のケースでは nothing が返ってきている。 繰り返すが、REPL 上では表示されない。